資金調達支援
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融資による資金調達について
01. 政府系金融機関(日本政策金融公庫等)
特徴
- 開業間もない会社にとって融資が受けやすい。
- 一般の金融機関よりも利率が低い。
- 「新創業融資制度」を利用すれば保証人、担保が不要。
02. 制度融資等(地方自治体の融資)
特徴
- 融資の可否を判断するのは、自治体なので、基本的には①と同様の特徴
- 自治体と銀行の2段階で審査するため、融資を得るまでに時間が掛かる。
03. 銀行等からの融資
特徴
- 信用金庫、信用組合の場合は都市銀行と比較してハードルが低い。
- 原則的に保証人や担保が必要。保証人がいない場合、「信用保証協会」に保証料を支払うことで融資を受ける。
- 取引実績や債務者区分等が重視される
金融機関で融資を受けやすくするには金融機関の融資のポイント
- 必ず必要
試算表(決算書等)、資金繰り表、銀行取引一覧表、企業概要書類 - あるとプラス
資金使途、資金が必要な理由、自社の現況等の説明資料 - 必要に応じて
運転資金・・・返済原資を裏づけられる注文書等
設備資金・・・契約書等
事業計画書(業績見通)
- 「自社の強み、弱みを把握して、改善方法を具体的に」を説明している。
- 売上計画の算出根拠がしっかりしており、無駄な経費は圧縮されている。
- 各資料の整合性がしっかり取れている。
- 簡潔明瞭・箇条書き・図を用いる・できるだけ数字で説明している。
- 提出期限等は必ず守る。
資金使途・返済原資
運転資金
- 目的がはっきりしているもの(賞与資金、納税資金等)
→ 融資実行の可能性は高い - 業績悪化にともなうもの(売上減少、赤字等)
→ 一過性のものか、構造的なものかなどがチェックされます。 - 設備資金
→ 設備投資により生じる利益+減価償却費」≧借入金の返済額 がチェックされます。
決算書・格付
- 利益がでているか、債務超過となっていないか?
- 借入金が少ないか?流動比率は100%以上か?
- 粉飾決算をしていないか?
- 含み損のある資産(滞留在庫、滞留債権等)は保有していないか?
- 債務償還年数は妥当な年数か?
- 前回より改善傾向にあるか?
担保・第三者保証
融資を受けやすくする経営手法とは
月次試算表等の作成
資金繰り表・資金計画の作成
自社の借入限度額の把握
- 借入金残高が年間キャッシュフローの10倍~15倍
= 現状キャッシュフローでの返済が上記年数内で可能となる。 - 借入金月商倍率
借入残高が通常、月商の3倍~6倍以内 - 借入金依存度
借入残高が総資本額の50%以内
取引金融機関との継続的な取引
経営者の資質・事業意欲・経営方針・目標
商品・技術・設備・取引関係
金融機関から調達するメリットとデメリット
金融機関から資金調達する場合
メリット
- 銀行との取引関係が強化され、継続的な取引が可能となる。
- 金融機関は株主ではないため、法律上は、会社の経営に介入されることはない。
デメリット
- 利益が出ているか否かにかかわらず、元本の返済をしなければならない。
- 担保や、連帯保証人となることが求められるのが一般的。
ご参考)~ベンチャーキャピタルから投資を受ける場合~
メリット
- 投資のため、原則的に返済をする必要はなし。
デメリット
- 株主は会社の運営に参加する権利を持つため、会社の経営に介入してくる。
当事務所のサービス
当事務所の特徴
- 資金難を起こさない企業体質を作ることが目標となります。
- 融資についての基礎知識、融資の際の書類の作成方法をお伝え致します。
- 支払いと入金のサイクルの見直した適正在庫についての見直しを行います。
- 不採算部門や不採算商品の見直し、固定費削減など利益体質の改善を行います。
サービス内容
- 資金繰り表の作成支援
- 経営改善支援
- 融資を円滑に進めるための書類作成支援
- 融資にかかわる基礎知識、融資対策等のアドバイス
VCによる資金調達について
ベンチャーキャピタル(VC)が投資する目的
スタートアップ | 設立~3年 | まだビジネスが軌道に乗っていない種植え段階。 |
---|---|---|
アーリー | 設立3年~6年 | 少し芽がでてきたころ。本格成長に向けての土台作り。 |
ミドル | 設立6年~10年 | 急成長が見られる頃。IPOに向けて本格準備。 |
レーター | 設立10年以上 | IPOやM&Aによる投資回収の目処が立っている頃。 |
ベンチャーキャピタルが求めている企業とは
VCは、経営者の資質をより重視します。
VCは、市場の成長性を重視します。
VCは、製品やサービスが差別化されているかを重視します。
ベンチャーキャピタルの投資までの流れ・提出書類等
01. 発掘・アプローチ
02. 調査・分析(審査)
- 事業評価
市場の将来性、競争優位性 - 経営者、組織評価
経営者等の資質を評価 - 財務状況の評価
内部管理体制の整備状況を評価 - 取引先企業等、周辺ヒアリング
03. 投資
- 関連書類(決算書・定款・契約書等)の提出
- 資本政策、調達金額等シミュレーション
- 「投資検討会」で投資意思決定
- 投資条件、IPO等に至るまでのプロセスを検討
04. 投資後(経営支援)
- 役員派遣による経営参加、経営会議等への出席
- 人材の紹介、販路開拓、取引先の紹介
- 管理体制構築支援
05. EXIT
メリットとデメリット
メリット
- 原則的に出資を返還する必要はなし
デメリット
- 株主として、会社の経営に参入してくる。
ご参考)株式公開のメリットデメリット
メリット
社会的信用力の増大
会社の知名度が格段に向上します。この結果、新規顧客や販路拡大が見込まれます。また、優秀な人材を確保することも可能となります。また、金融機関からのより有利な条件での借入が可能となります。
資金調達力の増大、オーナーの創業者利益の獲得
公開を通じて、事業規模拡大のための資金が調達できます。また、その後も株式市場を通じて広く一般投資家からの資金調達が可能となります。
経営体質の改善強化
同族経営から脱皮し、社内の経営管理体制が組織化され、不正誤謬等のリスクが低まります。また、公開準備業務を通じて、従業員が会社の業務に関する深い知識を得ることで、将来の幹部候補等の人材が育ちます。
組織の一体化及び従業員のモラルアップ
全社員の目標が明確になりベクトルが一致します。社会的信用力の増加により、社員の士気向上・モラルアップにつながります。
デメリット
株式上場準備作業の手間
上場会社の会計基準に準拠するための人材確保や、J-SOX対応等による資料の追加作成が必要となります。また関連当事者取引の整理等も必要となります。
上場維持コスト
上場後も、監査法人、証券会社等への手数料の負担が生じます。
買収リスク、株主からのプレッシャー
外部株主が参加することになるため、会社経営の支配権、悪質な株主権の乱用等の可能性があります。また、株主やアナリスト等からの利益のプレッシャーにさらされる可能性があります。
事務負担の増加
株式公開により、投資家に対するIR活動、株主総会関係事務、有価証券報告書等、新たな事務が増加します。
当事務所のサービス
非公開企業の株価の決め方
01. 株価算定が必要となる局面
- 株を経営者から子供あるいは外部に譲渡する場合の株価算定
- 未公開会社おけるエクイティファイナンスを行う場合の株価算定
(第三者割当増資、ストックオプション等) - 遺産分割等において遺産に含まれる株式の価値を評価する場合
- 会社更生法上、会社保有株式を評価する財産評定
- 安定株主対策のために、取引先、銀行、従業員に株主になってもらう際の株価算定
- 退職従業員から株を買い取る場合の株価算定
- M&Aの際の株式の買取価格の算定の際の株価算定
02. 評価方法
DCF法
将来生み出すキャッシュフローの割引現在価値を基礎にした株価算定方法
収益還元法
1株当たり予想税引後純利益を資本還元率で還元し、株式の評価額とする方式
類似業種比準方式
上場している同業他社と比較して相対的な株式価値を評価する方法
純資産価額方式
貸借対照表の純資産に着目して株式価値を評価する方法
配当還元方式
一年間の配当金額を、一定の利率で還元して株式価値を評価する方法
03. 税務上の評価方法
04. 増資、株式の移動に関する規制
税法上の取り扱い
時価よりも低い株価で増資や株式の移動をすると課税されます。時価より低い価額による新株発行については、個人株主に対しては所得税課税(一時所得)、法人株主に対しては、法人税課税(受贈益)として税金が課されます。
会社法上の取り扱い
会社法上は、新株発行又は新株予約権を特に有利な価額で発行する場合、株主総会の特別決議が必要となります。
公開準備上の取り扱い
株式公開を目指す未公開会社の場合、公開申請書類において、移動状況を開示することや、株式の移動等自体が制限されている事項もあります。
当事務所のサービス
当事務所の特徴
- あらゆる目的に最適な株価評価手法を提案致します。
- 株価評価結果を簡潔にとりまとめた報告書でご報告致します。
サービス内容
- 事業承継のための株価算定
- 新株発行、ストックオプション付与等を目的とした株価算定
- 買収、株式上場資本政策に関連する株価算定
まずは無料面談からお話をお聞かせください。
どんな些細なお悩みでも結構です。
お電話お待ちしております。